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静かな雨のsoのレビュー・感想・評価

静かな雨(2020年製作の映画)
2.0
記憶喪失系にろくなものはないけど本作は先日観てとても面白かった「四月の永い夢」の中川龍太郎監督の新作ということで、期待して鑑賞。
結果、残念ながら、ろくなもんじゃない記憶喪失系の範疇を出ない作品だった。

まず記憶喪失になる「こよみ」の人物描写が最後まであやふやに感じた。
酔った男性に強い語気で注意したり、おでこに急にキスしたり、
エキセントリックな人かと思いきやそれ以外は普通。よくわからない。
そして、行助がそんなこよみをなぜ好きになるのか、そこもよくわからない。
色んな過程がすっ飛ばされてる気がしてしまう。
そういう細かい描写がない割には行助が足をひきずる設定だったりして、なんというか、調味料でなんとかごまかそうとしている料理のような、映画としてのぎこちなさを感じてしまった。

ロケーションに関しては本作も良かった。
川のシーンは特に印象的。
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