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#映画備忘録 #20200423
#バックドラフト2ファイアチェイサー
監督/ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ
脚本/グレゴリー・ワイデン
#Backdraft2
2019/アメリカ/102分
#Amazonプライム
#映画部 #映画好きな人と繋がりたい
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バックドラフト('91)の続編。
監督にオープンウォーターの
スペイン人監督である
ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ。
脚本には1作目と同じくグレゴリー・ワイデン。
前作から、ウィリアム・ボールドウィン
ドナルド・サザーランドも出演。
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あれ！？バックドラフトに続編って
あったの！？何それ！？知らない！
1作目のファンとしては観ないと！
レビュー読んでも酷評ばかり。
ただ、男には負けるとわかっていても、
人生の貴重な時間を無駄にすると
わかっていても、人生の中で観れる
映画の1本を消費したとしても
戦わないといけない映画がある！笑
そんな消防士魂、もとい当たり屋根性で
なんとか乗り越えました本作。
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まず大前提として、本作は劇場公開作
ではなく本国でもビデオ映画。
だから映画というより、ドラマと
表現した方がいいのかな。
最近こういうの流行ってるよね。
96時間だったり、パニッシャーだったり
往年の名作をドラマ版として復刻するやり方。
だから映画として観ると酷評です。
それは仕方の無いこと、予算も
少ないだろうしで。
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ただ。ただですよ。ドラマ映画として
観てもこれはどうなんだって出来。
映し方だったりカット割りが
ドラマっぽいのはそりゃ仕方ない。
でも、まずここが1番気に食わない。
炎の演出がほとんどCGってダメでしょう。
USJのバックドラフト見てきなさいよ。
当時の撮影が、撮影陣も役者陣も
実際の炎の中で撮影してたのに。
もうどう見てもCGなの今回。
それはバックドラフトの名を冠する
作品としてはダメなんじゃないかね。
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本作の主人公は1作目主人公ブルこと
カート・ラッセルの息子です。
息子は消防士ではなく、1作目で
デニーロが演じてた火災調査官の仕事。
そんな主人公と、訳あって消防士から
火災調査官になった相棒とのバディもの。
まず火災現場でやたらと「バックドラフトか！」って
言うの止めてもらっていいですかね笑
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物凄く鼻につくポイントが多々ある。
炎がCG多めってのもそうだけど、
御都合主義的な展開が余りに多い。
現場から大事な情報の入ったHDDを
押収したぞ！でも中身のデータの
意味がわからない。。。
待てよ！これは緯度と経緯なんだ！
ちょっと待ったコールです。
え、その謎を解明するきっかけとか
一切無しですか？ドラマ50分の尺
ならわかるけど、仮にも100分の
尺があるんだよ今回？？
もうこういう所で真面目に観る気が失せるよね。
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まだあるよ。今回の主人公の恋人役。
名前がジェニーっていう、この名前も
突っ込みたいけど後に回す。
まず2人が付き合うきっかけが無理。
よく行く店の店主の娘かなんか
知らないけどさ、いきなり主人公の
席にやってきて、2人でいかに自分の
人生が不憫だったかを言い合うの。
それだけ、それがきっかけ。
もはやホラーだよそんなの！！！
恋人は地質学者って言うけどさ、
完全に後半の、そこ1点でしか活躍
しないあの場面のための設定じゃない。
しかも地質学者の設定すら関係ねえわ
あの謎とき。ただの閃きじゃんよ。
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無駄に主人公の周りが有能。
ちなみに1番有能なのは犬ね今回。
火災現場で大事な証拠見つけたり、
ベッドに仕掛けられた爆弾のスイッチを
主人公に教えてくれたり。この辺は
観てて頭クラクラしてきた。
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1番鼻につくのが、前作の要素を
小出しに出しきてバックドラフト続編って
アピールしてくる所。主人公が着てる
コートが、前作ブルが着てたやつとか、
さっき言った恋人の名前がジェニー、
これも1作目の弟の恋人がジェニー
だからでしょどうせ。こういうとこで
ファンへの目配せっぽくしてくるのが
もう無性に腹立つのよ。
弟のウィリアム・ボールドウィンが
今回死んじゃうけどさ。
まずその死に方もどうなのよ。
つかあいつ今回副署長でしょ！？
なんで消防に通報して最初に来るのが
私服姿の副署長なんですか先生！！
そんでもってやめとけ！って！
罠だから行くな！って散々言われたのに
突っ込んでいって丸焦げになる。
アメリカ消防の副署長にもなられる
お方は馬鹿なんでしょうか。
どうせあれでしょ？前作ラストの
葬儀シーンが評判良かったから今回も
葬儀シーンやりたかったんでしょ？
それならさ、あの印象的な3-3-5の
鐘鳴らさないと意味ないじゃん！
そんでここまで「バックドラフト」
ですアピールするのに、あのメインテーマは
今回エンドクレジットでも流れない。
もう何がしたいんだよ！！笑笑笑
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副署長が死んでからの嫌味ったらしい
上司の変わり身の早さとかさ、
結局ATFのあいつは関係無いんかい！
とか、やったら意味深に連発する
主人公のトラウマみたいな
西ハッドン通の火事の話も、
え！そんだけ！？大したことない！
散々引っ張ってそれかよって拍子抜け。
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後半はもはや火事すら関係無い話だし、
なんで肩を撃たれた相棒より腹を
撃たれたお前の方が元気なんだよって
イライラしてくるし、もう疲れた。
いくらビデオ映画だからって、
さすがにこれは、まして製作総指揮に
ロン・ハワードの名前を入れておきながら
この出来はファンを馬鹿にしているのでは。
紛うことなき駄作。オススメしません。
