さとし

T-34 レジェンド・オブ・ウォーのさとしのレビュー・感想・評価

4.0
これは戦車界のハーレイ クインですね。

「ハーレイ クインの華麗なる覚醒」のように仲間が結成されるまでを描き、その後ひたすら戦車アクションが展開されるのでまあ、言ってみれば「ハーレイ クインと「ダンケルク」をクロスオーバーしたような映画です。あと特徴的だったのはソ連軍とドイツ軍両サイドが均等に描かれていました。その辺りは評価して良いと思います。

戦車映画と言うと古くは「戦果の勇気」とかまあ、もっと遡ればあるんでしょうけどね。最近だと「フューリー」とか「ワイスピ6」のワンシーンやあと「プライベート ライアン」のラストにも出てきましたね。最近ではありませんが・・・。

とはいえ、登場人物は特徴的でわかりやすかったですね。ニコライとアーニャのラブストーリー要素もいい感じでした。アーニャさんは最初顔がきついなと言う印象でしたが、ずきんを取ったら見違えました。世の中にはああいう方もいるのだと思いました。

そして、今作の主役は戦車アクションです。オープニングから派手でカメラワークも音楽もよかったです。アクションシーンの音楽が「ダンケルク」のハンス ジマーの曲と似てるなと思いました。アクションシーンもどの銃弾がどのあたりまで撃ってきてどのあたりを狙ってるのかがわかって良かったです。何せ銃弾へのアップが大きくてそう言った映像表現は良かったです。

まあ、できればニコライ以外の戦車担任ももっと知りたかったですが、これはこれでいいと思います。
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