肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

T-34 レジェンド・オブ・ウォーの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

3.8
イヴシュキンの数奇なるいぶし銀の戦車マッチ!
戦車キチガイたちの愛馬(戦車)を使った騎士道

ちょっと想像の斜め上のストーリー展開で、開始うん分のロシア対ナチス・ドイツのタンク戦で惜敗してしまい、捕虜からのスタート。
なんと自国の自慢の棺桶と化した最新鋭戦車T-34拾ったから無武装で"練習台"にさせろって!?(大分端折ってます)
むさ苦しい漢たちだけのミリタリーアクションかと思えば、なぜか敵地での"ロマンス"も備えているので一辺倒じゃない飽きさせない作りにはなっていますw

戦車アクションの魅力は置いといて、実は今作での一番の魅力はナチスの将校「イェーガー」にあるのではないかと密かに思っております(笑)
人類史上、ナチス将校は映画では散々この「ク○ナチがっ!!」となるステレオタイプな極悪非道の人物像が描かれてきたかと思います。
イェーガーさんも勿論物騒な"スカーフェイス"でもう近づいちゃダメな見た目なんですけど、あまりいやらしくも"下卑た"人物ではないんですよね。

それは(恐らくですが…)イヴシュキンの戦車を駆る"操縦士"の資質を最大限に評価していて、実は(オラ、またこいつと戦車で闘いてぇぞ・・・)と内心思っちゃったりしなかったりする、意外にもスポーツマンシップにモッコリに通じる『リスペクト』を持てるキャラクターだったりします(たぶん!)
(ほぼ)ラストシーンの顛末からもそういった"精通した精神"を伺い知ることができるので、そこまで的外れでもない気がしますw

だから「戦時映画」としては最大限に脚色した"フィクション"としか言えないんですが、イェーガーさんの魅力に是非注目して見てみてください!w