へたれ

ハリエットのへたれのレビュー・感想・評価

ハリエット(2019年製作の映画)
2.5
良かったとこ シンシア・エリボの顔
何でそこまでして奴隷逃亡に手を貸すのか、ストーリーだけ追っても説明できてないところを、シンシア・エリボの頑なな表情だけで説得力を持たせていた。

ダメだったとこ1 盛り上がらない構成
地下鉄道で活躍した女性活動家を初映画化という意義がある企画に対して、学校のビデオ教材並みに時系列でエピソード並べました的な盛り上がらない構成。それぞれのエピソードにはサスペンス要素もあるものの、たいていは偶然のおかげで解決するため、サスペンスの3歩手前で盛り下がって次のシーンに行く展開の連続。

ダメだったとこ2 音楽要素の中途半端さ
シンシア・エリボが主題歌を歌い、ハミルトンのレスリー・オドムJr.が準主役で、ジャネール・モネイまで出てるという、いっそのことミュージカルにしてしまった方が良いぐらいのキャスティングなのに、音楽要素が主にゴスペルのアカペラという残念さ。主題歌もいい曲だけど、劇中でこそ映える曲だった。
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