塚原直彦

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジの塚原直彦のレビュー・感想・評価

3.7
世界的にも前作が大ヒット、みんな大好きヴェノムちゃん待望の続編。
原作でも人気&最凶のカーネイジを軸に、マルチなアンディ・サーキスが監督。(カーネイジのモーションキャプチャー担当かと思った)

最近のこの手の作品では珍しい97分というタイトさに加え、前作でキャラクター紹介は一通り済んでいる為に冒頭から物語はMAXスピード。
それをテンポが良いと取るか、映画として大事な余白が無いと取るかは様々だが個人的には後者。
メリハリが足らず、結果として体感は長くすら感じる瞬間も。

最も致命的なのが本国でのレイティングPG-13。
このレイティングとカーネイジの相性は最悪で、せっかくの凶悪っぷりを文字通りほぼ殺され無駄死に感。(出血シーンなし?)
ブロマンス要素の盛り込み過ぎ加減も気になるが、一番の見所がポストクレジットと言うのは少々惜しい。
塚原直彦

塚原直彦