ましゅー

1917 命をかけた伝令のましゅーのレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
4.1
金曜の晩からタイムラインが1917祭りになっているのを尻目に痛飲していたのは私です😅

…という事で、ようやく私も昨晩本作を鑑賞しました。
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アカデミー賞は残念ながら作品賞は逃すものの、撮影賞・録音賞・視覚効果賞の3部門を受賞。ただ前哨戦のひとつであるゴールデングローブ賞では、ドラマ部門の作品賞・監督賞に輝き、「間違いない」作品として満を持しての日本公開に、ワクワクしていたのは私だけではないはずです。

(だから祭り状態なんでしょうけど😊)
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うん。やっぱり「間違いない」ですね。

圧倒的。

ひたすら圧倒的な映像体験が思う存分味わえます。

言い尽くされた言葉ではありますが、やはりこの作品の肝は「臨場感」「没入感」そして「疑似体験」に尽きると思います。
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ワンカット風映像が特に取り沙汰されてますが、そういう蘊蓄的な背景を抜きにしても、最初から最後まで主人公のみに寄り添い続けた視点は、まるで自身がこの第一次世界大戦のその場に放り込まれたような、圧倒的な疑似体験が体感出来る、アトラクションのようでもあります。
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ほぼ、ではなく100%か?主人公視点でストーリーが進むため、進む先に何があるのか?何が起こるのか?全く分からず非常にサスペンスフルな展開であることも、類いまれな没入感に大きく寄与しているでしょう。
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良く題材とされる第二次世界大戦やベトナム戦争と違い、歴史では学ぶものの この第一次世界大戦についてのビジュアル面での知識はほぼなく、恐らくそれを忠実に再現した衣装デザインや美術にも感嘆の声を上げざるを得ません。
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正直出演俳優を私自身があまり知らないことも(ベネディクト・カンバーバッチも名前と風貌くらいでほぼ出演作を観てません🤣 コリン・ファースのはそこそこ観てるかな?)、純粋に作品世界にのめり込む要因だったかな?
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しかしまだ2月も半ばというのに、こんなにも良作が頻発する2020年。この先どうなってしまうのでしょう?まぁ楽しいから良し😂として、もう少しこの作品の余韻を味わっていたいと思います😌
ましゅー

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