そりゃ戦争モノなのだから、それなりに残酷に決まってる。
でも、なんだろ。
ちょっと不謹慎な言い方かもしれないけれど、時として使命ってのは、人の命より重くなることがあるんだなぁと。
決して命を軽んじているっていう意味じゃなく、男として人として決めたことは命をかけて守り抜くっていうすさまじく崇高な思い。
伝令なんて今の時代ならば、ネットで飛ばして瞬時にできること。それをあんな思いをして、命をかけて伝えた人がいたんだっていうから昔の人には頭があがらない。
どれだけ映像がリアルだったかとかはみなさんおっしゃる通りなのでアタシからは言わないけれど、とにかくサムメンデス監督のこだわりたるや凄まじかった。
あとね、ベネさんとモリアーティのアンドリューの共演がシャーロキアンのアタシにはたまらなかったわ。
この映画の、(アタシ的に)センスがいいと思うところは、有名な俳優ほどチョイ役で出させるってところ。
木によりかかりながら、一体何を思ったかなぁと考えたらいたたまれない気持ちになったわ。