あああ、怖い怖い怖い怖い、怖くない。
ここでこう来られたら怖いな、って身構えるんだけど、今までの経験値からくるこっちの予想を超えてこない、優しさ。一歩間違えれば怖い。危なかった。
1人1人の幽霊が抱える無念の想いを尊重して描いているのは、とても好感。
当たり前だけど、幽霊は理由があって幽霊しているんだよね。未練や恨みがあるから消えきれない、そんな悲しき理由がある。
ここらへんアジアの感覚かな、良き。
言い方が悪いかもだけど、ドラマのない死なんてないんだよね。そうゆうのが分かってる監督なのかなと。
だから、主人公は死者に寄り添ってどうにか解決してあげようとするんだけど、彼女の悪意が想像以上だったのが誤算。
これ、救う流れじゃないの、違うの。
でもなんだかんだ、切なさと優しさのあるラストに辿り着いて良かったなあ。
