タイトルのインパクト強さと共に、それ自体がネタバレに繋がり兼ねないスレスレのラインを物語も展開。
ややもすればとてつもなく下らないB級コメディになりそうな所だが、どこまでもシリアスな役者陣の演技と真摯な演出により巧妙に回避。
そのいい意味での居心地の悪さは、あのコーエン兄弟の名作『ファーゴ』を彷彿。(警察が女性というのも同じ)
肝心の「なぜ死んだのか?」の部分が意外と早く判明してしまう事により、後半の息切れ感は否めないがこの不思議な味わいはA24らしく痛快。
タイトルのダブルミーニングは、本国と他国では全く受け取り方が違うはずなのでその辺りは気になる所。