監督の過去作が好きだったため、鑑賞。
[あらすじ]
これまで、一人で映画制作をしてきた男・中尾広道。家庭を持った彼の挫折と新たな挑戦。ガラクタで作られた映画という宝石箱の記録。
[感想]
正直、評価がつけられない作品。
本作に対しての好きと嫌いの感情をどちらも強く持ち合わせてしまったので、それらが拮抗しているのが、正直なところ。
映画制作を経験した人や、インディペンデント映画を多数見慣れている人であればあるほど、高く評価したくなるのも分るし、自分自身も趣味に近い形で映画制作をした際に似たような方法をとっていた部分があるので、かなり、納得する部分もあるのだが、自戒も含めて、全肯定できない作品に感じてしまったのも事実。
良くも悪くも、映画は「自己満足」の延長線上にあることを強く意識させられた。