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わんわん物語のkazu1961のレビュー・感想・評価

わんわん物語(2019年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-299
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋オリジナルのアニメ版(1955)を鑑賞してからすぐにこの実写&CGのハイブリッドリメイク版も観るとその違いがよく分かって、比較しながら楽しく鑑賞できました!!

🖋本作、ディズニーのリメイク作品としては初めて劇場公開されず、Disney+専用タイトルとなった作品で、CGではなく本物の犬がそれぞれのキャラクターを演じ、喋る部分などにCGを使った実写版です。

🖋概ねのストーリー展開は共通なんですが、両作は趣き違った作品に仕上がっています。アニメ版はやはりアニメならでは犬達の表情、動作がとてもエモーショナルでそのコミカルさやリズムも含めて全体として心穏やかになる作品に仕上がっていましたが、実写版の本作では、レディとトランプの恋が中心に描かれています。その分2人の心情変化を丁寧に繊細に描いていて、ラストには感動させられました。

🖋また時代背景もあって、細部は色々と変更が加えられています。目立ったところでは、アニメ版に登場した悪役のシャム猫コンビはアジア人のステレオタイプを描いた差別的表現として批判されることが多かったためか、本作ではデヴォン&レックスというコンビに変更され、楽曲も新規のものに変更されています。またダイバシティ(多様化)に対応するためか、飼い主のジムの妻ダーリングやその留守番する叔母は黒人に、お隣の犬ジョックもオスからメスへと変更されています。

🖋アニメ版と大筋は同じですが、トランプと恋に落ちるまでの過程が、実写版の方が丁寧に描かれていて、全く新しい『わんわん物語』を楽しむことができました!

😢Story:(参考: 公式サイト)
1909年のクリスマス・イブ、コッカースパニエルのレディはジム・ディアとダーリングに飼われることとなった。飼い主夫婦の間に赤ちゃんが生まれてレディは注目の的ではなくなる。その後、ネコ好きのセーラおばさんがやってきたことで、レディは場末へと逃げ出す。レディは外の世界で自由気ままに暮らすトランプに救われて、少しずつ打ち解けていく。

🔸Database🔸
・邦題 :『わんわん物語』
・原題 :『Lady and the Tramp』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 2019
・日本公開: Disney+配信
・上映時間 : 103分
・受賞 : ※※※
・監督 : チャーリー・ビーン
・脚本 : アンドリュー・ブジャルスキー、カリ・グランルンド
・原作 : 『わんわん物語』(ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ)、『Happy Dan, The Cynical Dog』(ウォード・グリーン)
・撮影 : エンリケ・シャディアック
・音楽 : ジョセフ・トラパニーズ
・出演 : テッサ・トンプソン、ジャスティン・セロー、キアシー・クレモンズ、トーマス・マン、ジャネール・モネイ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
ディズニーの名作アニメーション映画「わんわん物語」を実写版としてリメイク。裕福なジムとダーリング夫妻のもとで甘やかされて育ったアメリカン・コッカー・スパニエルの雌犬レディは、恵まれた環境で幸せな日々を過ごしていた。ところが、ジムとダーリングの間に赤ちゃんが産まれたことでレディの日常は一変。ある日、トラブルから暗い路地裏に迷い込んでしまったレディは、路上で暮らす雄犬トランプに助けられる。レディの声を「メン・イン・ブラック インターナショナル」のテッサ・トンプソン、トランプの声を「ビリーブ 未来への大逆転」のジャスティン・セローが演じるほか、「ドリーム」のジャネール・モネイ、「アリー スター誕生」のサム・エリオットらが声の出演。監督は「レゴ ニンジャゴー ザ・ムービー」のチャーリー・ビーン。Disney+で2020年6月11日から配信。
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