ヤマト

長沙里9.15のヤマトのレビュー・感想・評価

長沙里9.15(2019年製作の映画)
3.5
2022年112作品目
※どんだけレビューサボってるんだ💦※
ちょっと空いて久々に韓国映画。
ジャンルは実話ベースの戦争映画。
韓国映画91作品目。
《長沙里9.15(チャンサリ)》
Huluで配信されたので早速鑑賞です。

1950年の朝鮮戦争中、北朝鮮軍の猛攻に敗走を重ねた国連軍は、朝鮮半島南東端の
釜山橋頭堡に追い詰められていた。
戦局を一挙に打開するため、マッカーサー国連軍司令官は、敵軍の背後へ大きく迂回し仁川からソウルを目指す[仁川上陸作戦(クロマイト作戦)]とうい大規模な上陸作戦を立案した。
この上陸作戦を成功に導くため、未熟な学生兵と僅かな武器・食料で陽動作戦に挑んだ韓国軍部隊の死闘を描いたのが本作品。
国連軍がそんな苦戦をしていたり、学生兵中心の部隊が陽動作戦に挑んでいたなんて、全然知らなかった実話です。
※まだまだ勉強不足

キャストは後方支援もなく絶望的な状況で部隊の指揮を執るイ・ミョンジュン大尉役に【キム・ミョンミン】が主演。
《V.I.P. 修羅の獣たち》のイメージとは違い、部下想いの指揮官でした。
元水泳選手で学生兵をまとめる分隊長のチェ・ソンピル役には、アイドルグループ【SHINee】のメンバー【チェ・ミンホ】
「その日、愛する者のために命を賭した名もなき英雄たちがいた」というキャッチコピーに必要なキーマン。
また、絶望的な作戦に臨む学生兵を救うべく力を尽くす女性従軍記者のマギー役に《トランスフォーマー》や《ミュータント・タートルズ》に出演しているハリウッド女優の【ミーガン・フォックス】が、出演していて、少々ハリウッド感があります。

上記にもあるように陽動部隊は、平均年齢17歳、訓練期間2週間の未熟な学生兵たち772人。
しかも、支給された武器弾薬は乏しく、食料も僅かとホント捨て駒のような扱い。

命は平等であるのに、若い命がたくさん失われていった事実を知る作品ではありましたが、爆破シーンがなんか安っぽく、キャッチコピーに対しても中盤から後半に掛けて無理やり「愛する者」を入れていった感じがあり、個人的にはいまいち感情移入しきれない作品でした。
一人一人にフィーチャーし、時間を掛けて作り込んでいけはもう少し評価の上がる作品だったかも。
ただ好きなジャンルではありますし、日本人も知っていた方が良い事実だと思うので、このくらいの評価です。

今度は上記の上陸作戦を題材にした《オペレーション・クロマイト》を鑑賞してみたいなと思います。
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