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きっと、またあえるのkazu1961のレビュー・感想・評価

きっと、またあえる(2019年製作の映画)
4.4
▪️JP Title :「きっと、またあえる」
Original :「Chhichhore」
▪️First Release Year : 2019
▪️JP Release Date : 2020/08/21
▪️Production Country : インド
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-749
🕰Running Time : 143分
▪️Director : ニテーシュ・ティワーリー
▪️Writer : ニテーシュ・ティワーリー、ピユーシュ・グプタ、ニキル・マルホートラ
▪️MusicD : サミール・ウッディーン
▪️Cast : スシャント・シン・ラージプート、シュラッダー・カプール、ヴァルン・シャルマ、ターヒル・ラージ・バシン、ナヴィーン・ポリシェッティ、トゥシャール・パーンデー、サハルシュ・クマール・シュクラ
▪️Review
私の大好きな『きっと、うまくいく』の系譜のインド映画です。やはり大学時代、青春、そして生きるということ、こういう普遍的なテーマを扱うとボリウッドの良さが出ますよね!!
やはりインドは鮮烈な学歴社会で、大学生活自体が人生の大きな分岐となる、そんな時代を描くことから大学生活をテーマにした作品には大きなドラマがあるんですよね。
本作は、『ダンガル きっと、つよくなる』のニテーシュ・ティワーリー監督が自分の経験をもとに、インドの工科大学の学生寮を舞台に、笑いと涙、永遠の友情を描いた感動作で、主人公たちが大学生活を送った90年代と、親世代になった現代、2つのストーリーが進んでいく作品です。『ダンガル きっと、つよくなる』ではメダルをとる=結果を出すことに人生の目的をおいた作品でした。一方本作は全く逆で『ダンガル きっと、つよくなる』のアンチテーゼ的なメッセージをひめています。
あくまでも人生は努力して自分の人生を生きるべきで、結果よりも努力したそのプロセスが大切であると言うことを、命と愛情、そして友情を折り交えながら巧くメッセージを伝えてきます。「負け犬」からの脱出のため奮起すること自体での成長や勝ち負けの無意味さみたいなことを時にはコメディタッチに時にはスポ根タッチに、煌びやかな青春時代を描いています。そんなところに観るのもを惹きつけ、そして涙させる力がある作品です。
主人公・アニを演じるのは、『PK』のスシャント・シン・ラージプート。ヒロインを演じるのは『サーホー』のシュラッダー・カプール。そして、LOOSER5人組の演技も光っています。

物語は。。。
受験に失敗した受験生が、病院に担ぎ込まれるます。そこに集まったのは、親世代になったかつての仲間たち7人。年を重ね、それぞれ容姿はだいぶ変わったものの、泣いて笑ってバカをやった学生時代の友情は、今も変わらぬまま。受験に失敗した友人の息子を励ますため、悪友たちは“負け犬時代”の奮闘を病室で語り始めます。大学寮対抗の競技大会は、バレー、サッカー、重量上げ、カバディ、チェス、ボードゲームと多種の試合が用意されていました。負けグセがついている彼ら4号棟チームは、実力はないものの、知恵とやる気とチーム力で、あらゆる手段を使って勝ち抜いていきますが。。。

演出や俳優の演技、社会的メッセージ及び大学生活の描写が各方面から高い評価を受け、興行的にも成功を収めた作品です。本作は、目的地よりも旅をすること自体の重要性を提示してきて、さらに負けることは勝つことと同じくらい大切な人生の教訓であることを描いています。ほんと素晴らしい作品です!!

▪️Overview
「ダンガル きっと、つよくなる」のニテーシュ・ティワーリー監督が、自身の大学時代のエピソードなども盛り込みながら、1990年代インドの工科大学の学生寮を舞台に、主人公と仲間たちの友情を描いた一作。息子が受験に失敗し、病院に担ぎ込まれたアニ。そこへいまは親世代となった悪友たちが集まり、アニの息子を励ますため学生時代の奮闘記を語り始める。90年代、インドでもトップクラスのボンベイ工科大学に入学したアニだったが、学生寮は負け犬ばかりが集まるといわれるボロボロの4号寮に振り分けられる。アニと4号寮の仲間たちは、寮対抗の競技会で「負け犬寮」の汚名を返上すべく、知恵とやる気と団結力でさまざまな競技を勝ち抜いていくのだが……。主人公アニ役に「PK」のスシャント・シン・ラージプート、ヒロインとなるマヤ役に「サーホー」のシュラッダー・カプール。(引用:映画. com)
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