へたれ

きっと、またあえるのへたれのレビュー・感想・評価

きっと、またあえる(2019年製作の映画)
3.5
良かったとこ1 コメディリリーフたち
全編にわたって出てくると微笑ましくなるセクサ、マミーの試合、モヤシの重量挙げと、コメディ要素を担う脇役たちの魅力が凄かった。こいつらにまた会いたくなる系の楽しさ。

良かったとこ2 エンディング
最近のインド映画らしくミュージカルシーンがほとんど無い代わりに、最後に一点豪華主義な歌とダンスがあるので、満足度が高い。

ダメだったとこ 首をかしげたくなる構成
息子の危機を救うために、大学時代の悪友たちが何十年ぶりかで集結する、というところまではドラマチックな展開だけど、集まった彼らの現在がほとんど描かれないので、遠路はるばる来たという以上の価値が見えてこない。
過去と現在で同じようなカメラショットを対比しているものの、ストーリーが対称関係にないので、横に並べたという以上の効果が見えない。
大学受験に失敗した息子を励ますために、両親のエリート大学在学中のキャンパスの思い出を話すという構成自体が、普通に考えて息子の傷口に塩を塗るような所業なので、ストーリーを反芻してはいけない。
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