the face 根矢涼香特集にて鑑賞。
小学生の娘を持つシングルマザーの女性。
子育てが上手くいかない彼女は、ある出来事を境に親子が抱えている"問題"を見つめ直すことになり...。
シングルマザーでありながら、どことなく幼なさを感じさせる"魅力的な女性像"を見事に演じ切った根矢涼香さんが素晴らしい作品。
教育の現場において「みんな違って、みんな良い」という言葉は綺麗事になりがちで、実際には集団授業という性質上、型にはめこまないといけない部分が出てくるのだけれど、だからこそ誰かと話をしたり、落ち着いて考える時間を大切にするべきだなと思った。
もし、将来、自分が親になり、仕事をすることになれば、それを実行に移すことは難しいかもしれない。
だから、せめて視野を広く持つ心は忘れないでいたい。
本作のラストシーン、尊ささえ感じられる親子の姿に未来への微かな希望をもらった。
参考
神戸インディペンデント映画祭
http://kobe-filmfes.com/
(本作は12/1(日) 10:20~ Eプログラムにて上映されるそうです。気になった方は是非!)