このレビューはネタバレを含みます
①この季節を逃すと、冬の小樽映画は当分見られないだろう②韓国の人が小樽に旅行する映画らしい、という2点が視聴動機。その他の情報はほとんどナシ。
①に関しては、函館本線からの灰色の冬の日本海の眺め、雪が積もって明るい小樽の住宅地など、期待通りの映像が見られた。②については、自分でも何を期待していたのかよくわからないけど、ちょっと違ったかも。
イヤリングをつけると、キム·ヒエさんの色香が急に匂い立って驚いた。その後の予想してなかった展開で、そういうことだったのか…と納得。キム·ヒエさんの訴求力と共に話も動いていくが、それに対して日本側の女優さん二人の演技は弱く感じられた。「雪はいつ止むのかしらねえ…」というセリフも、何だかずっと浮いていたような…。お父さん役のユ·ジェミョンさんも、あちこちでお見かけするだけあって、出番は短いがさすがの演技だった。
女だからという理由で大学を出られなかった彼女が、娘にはしたいだけ勉強させる、そして、自分で食堂を開くと前向きになる終わり方は、力強くてとてもよかった。彼女ならできそう。