great兄やん

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのgreat兄やんのレビュー・感想・評価

4.9
【一言で言うと】
「死を司る“神”」

[あらすじ]
イーサン・ハント率いるIMFチームは、新兵器を探すミッションを下され、悪の手に落ちる前にそれを見つけ出そうとする。そんな中、IMFに所属する前のイーサンの過去を知る男が現れる。仲間たちと世界各地で命懸けの戦いを繰り広げるイーサンにとって、今回のミッションは絶対に成功させなければならないものだった...。

午前0時の最速上映にて鑑賞。これまで今作含め7本もの作品を生み出してきたM:Iシリーズですが、ハッキリ言ってシリーズの中でもダントツで面白かった。ドキドキ感で言えば『フォールアウト』の方が上ではあったが、間違いなくスケールのデカさと濃密さは前作以上だったかと思う。

...いやマジで、7作作っておいて全部前作越えを達成してるクオリティの高さもハンパじゃないですし、その前作越えのようなアクションを果敢に挑むトム・クルーズもマジでハンパじゃない。還暦超えた人間がやるようなアクションじゃねぇよあんなの(^◇^;)…って前作のレビューでも同じようなの書いてた気がする笑

とにかく面白い。もはやそれ以外の言葉が出てこないのもあるが、むしろ安心して楽しめる保証というのがこのシリーズは強すぎるというのもある。毎度期待値を超えるアクションにトムの狂気的なアプローチ、そして今作ではド派手なカーチェイスに対し尺を潤沢に使い繰り広げたりと、7作目にして“限界”というものが無いのだと感じましたね😌...

それに今作では鍵を起因とする“情報”の攻撃と立ち向かうイーサン・ハントという、まさに今現在の論点でもある“AI”にまつわるストーリーであり、これまでのシリーズでお馴染みのウェポンだった“核兵器”が今作では添え物感覚で描かれていたのがかなりビックリでしたね😳
それからM:Iシリーズ史上最も過酷な試練とも言える展開を繰り広げる、まさにイーサンにとっても観客にとっても“絶体絶命”の状況で終始没入状態でしたし、163分というシリーズ最長にも関わらずそれを感じさせない展開に最後まで大満足でした!!😆

とにかくシリーズ史上最悪とも言える“情報”を武器とした敵の攻撃に、果たしてイーサンはどう立ち向かうのか!?規格外のアクションに予想外の展開と、トム・クルーズ以外絶対“不可能”な俳優魂に興奮する一本でした!!!

これまでのIMFメンバーはもちろんのこと、新キャラであるヘイリー・アトウェルの逞しさはまさしく“エージェントカーター”以上の存在感でしたし、個人的にはヴィランであるポム・クレメンディーフがマジで素晴らしかった。ヴィランとはいえ一番好きになったキャラクターかもしれない。

後やっぱり今シリーズ最大の魅力はオープニングクレジットだと思う。あのBGMを聴くだけでも元は取れますし、毎度オープニングに入るタイミングがマジで格別。IMAXで観たのもあってか、久々に体が疼くくらい鳥肌が立ちましたね😌...