囁きのwhisper

心霊玉手匣 constellationの囁きのwhisperのネタバレレビュー・内容・結末

心霊玉手匣 constellation(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

いやいやいやいや....
正直俺はこの作品にどう向き合っていいのかが分からない。

俺は白石晃士が大好きで、「コワすぎ」シリーズも当然好き。
だから今作は、X-MENかよって感じのブッ飛んだ設定とか、キャラの立った登場人物たちが一堂に会する大団円感とか、それを心霊ホラーでやっちゃおうとする思い切りの良さとか、かなり自分好みなはずなんだけど...
正直観てる間ずっと恥ずかしかったし、よく笑わずに演技できるよなって思ってたし、過去作と繋がりがこじつけられていくたびに虚しさを感じてしまった。

何が原因なんだろう?
「心霊」と冠しておきながら、今までのシリーズ完全無視でダズル動画とかいう設定持ち出して能力モノにシフトしたから?
高笑いサイコパス的な安い演技を見ていられなかったから?
世界中のカメラから動画集めたにも関わらず、繋いでもただの光のゲートにしかならなくてカタルシスがなかったから?
なんかもう全部が噛み合ってないように感じてしまう。

もしかしたら詰め込みすぎなのか?
念写とか憑依とか丁寧に描いてきたのが面白かったから、今回の新要素、例えば霊使いとか量子世界とかちゃんとシリーズ重ねて描いていればまた違ったのだろうか?

予算とかの関係で難しい部分はあったんだろうけど、せっかく面白いシリーズだったので、一視聴者として単純にもったいないなと感じてしまいました。
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