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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来のkazu1961のレビュー・感想・評価

4.2
🔸Film Diary————————————————-
▪️本年鑑賞数 :2021-486
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 ※※※/1001

🖋皆さんのレビュー点数が高いので鑑賞。なるほど期待以上のアニメーションとしての完成度の高さです。中国で作られた本作、全く日本のアニメの技術力と遜色ありません。そして何よりそのストーリー展開の素晴らしさ。深淵なテーマ性、師弟愛、バトルアクションと見る者に感じさせ、楽しませる仕掛けがいっぱいで、とても楽しく鑑賞できました。

🖋何より感銘を受けたのは中国作品にも関わらず、色んな目線や価値観が日本のものと差分がなかったこと。深淵なテーマでもある人間の自然破壊を中国作品が描いていることにビックリ。そして小ネタや笑いのツボ、そして感動ポイントも日本人から見てもほんと差異がありません。日本の吹替版で見たから余計にそう感じるかもしれませんが、この内容、クオリティで中国製アニメーションであることに評価せざるをえません。

🖋また一人一人のキャラクター設定も素晴らしく、特に主人公の羅小黒がとにかく可愛らしい。みんなに愛されるキャラクター設定です。また、終盤に突然出てくる生意気キャラ、哪吒(なたく)も中国では本当に人気が高いキャラクターらしいです。なので全く何の説明も無しなんですね。

🖋『羅小黒戦記』本編はFlashで制作された2Dアニメ。WEB上にて2011年3月17日より公開されました。本作は本編の前日譚(4年前の物語)にあたり、小黒が無限と出会った経緯などが語られています。また、監督のMTJJは、日本のアニメに大きく影響を受けているようで、上述したテーマもあってか、ジブリっぽい雰囲気も感じられますね。

😌物語は。。。(参考:公式サイトより)
猫の妖精羅小黒(ロシャオヘイ)は、森で楽しい日々を過ごしていたが、人類の開拓により、森を追われ、あちこちを放浪し、暮らせる場所を探す旅に立った。旅の途中で妖精と人間の仲間たちと出会う。そこで出会ったのは、同類のフーシー(風息)と人類のムゲン(無限)。小黒(シャオヘイ)は二人と一緒に、信頼・理解・責任を学んでいき、ムゲン(無限)と深い師弟関係を築いた。果たして小黒(シャオヘイ)は、安心して暮らせる所を見つけられるのだろうか?

🔸Database————————————————-
🎥邦題 :『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』
原題(英題):『羅小黒戦記 The Legend of Hei』
🎥製作国 :中国
🎥初公開 :2019
日本公開 :2020/11/07
🎥上映時間 :101分
🎥受賞 :※※※
🎥監督(製作):MTJJ木頭
脚本 :MTJJ木頭、彭可欣、風息神泪
原作 :MTJJ木頭
撮影 :※※※
音楽 :
出演(声優):山新、郝祥海、劉明月
吹替版: 花澤香菜、宮野真守、櫻井孝宏、斉藤壮馬

🔸Overview (映画. comより)———————
妖精と人間が共存する世界を舞台に、猫の妖精・羅小黒(ロシャオヘイ)が旅をしながら人間社会を理解していく姿を描いた中国製の劇場アニメ。この世には妖精が実在し、彼らの中には人間の格好をして社会に溶け込んでいるものもいれば、山の奥で隠れて暮らすものもいた。森で楽しい日々送っていた猫の妖精・小黒(シャオヘイ)は、人間たちによって森が切り開かれてしまったことから、暮らす場所を探して放浪する。その旅の途中で妖精のフーシー(風息)、人間のムゲン(無限)と出会ったシャオヘイは、彼らとの交流を通じてさまざまなことを学び、成長していく。「羅小黒戦記」は、中国で2011年から配信がスタートしたWEBアニメシリーズ。国産アニメとして中国で徐々に人気を博し、2019年に劇場版として本作が製作されると大ヒットを記録。日本でも同年、字幕版が小規模公開され(チームジョイ配給)、映画ファンやアニメファンの間で口コミで評判が広がる。これを受けて20年11月にはアニプレックスが共同配給につき、花澤香菜、宮野真守、櫻井孝宏という人気声優陣による日本語吹き替え版「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」として全国公開される。
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