中国のアニメ、再び。
ここ最近の中国アニメーションの火付け役的なイメージがあるこの作品、やっと。

声優はSnowManの佐久間大介で、だから主題歌もSnowManなのか。

日本最古の長編アニメーション作品『白蛇伝』が題材。それももともと中国の伝承がルーツだけど、とても中国らしいテイストの歴史ファンタジーアクション。ロマンを感じる。

妖術、蛇、不老不死、、、。
記憶喪失、アドベンチャー、魑魅魍魎、妖術バトル、運命、ラブロマンス。

色んな要素がバランス良く噛み合わさっていて、ここでしか観れない世界観を作り出している。

フルCGアニメーションで美しい自然や陰陽を描き、中国らしい術式と壮大な世界観。

国を納める国師が蛇狩りを行っている晩唐の時代。
美しい女性の蛇の妖怪“白”がその国師の打倒を目指すが反撃に遭い、手負の状態で記憶喪失になる。

その彼女を救った蛇狩りの村落で生きる“蛇嫌いな”青年の“宣”。

“白”と“宣”って。
これ、性別が逆だけど、この名前や造形含め『千と千尋の〜』に通じる何かを感じる。

自分達を捕縛し蛇の不思議な力を手に入れ、不老不死に固執する国師に立ち向かっていくキャラクターたちの勇敢さ、、、わかりやすくとてもアツい物語。

この蛇の親玉“師匠”、これ、“オールフォーワン”っぽいな。

好奇心旺盛で勉強熱心だけどお人好しで楽観的思想の“宣”。
途中で記憶喪失で混乱もありながら、“宣”と共に自分の使命を全うしようとする儚いけど芯が強い蛇の妖怪“白”。

本来は敵対しあっていて、こんな形で交わることのない2人の宿命。
決して諦めない2人の勇気と愛が手繰り寄せる運命と絆。

人も妖怪も。時を経ても。人間と妖怪だからこそ紡ぎ出せる愛の形もある。

まさに王道。
こうやって昔話や民話、伝承が、そのルーツの世界観のままにCGアニメで蘇るって意外とロマンがある。

日本でも、『古事記』の中の話とか、桃太郎とか一寸法師とか。
今一度ちゃんと大人も観れるCGアニメにしてみたらこういう面白さもある気がする。

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「人生は辛いことが多いって言うし。だったらさ、素敵なことだけ覚えておけばいい」

Snowmanの佐久間くんが主役の声優を務めて話題になった中国アニメ映画。
佐久間くんお上手でした！いい声してるし声優向きですね。

記憶を失った蛇の妖怪〝白〟と蛇狩りの人間〝宣〟の出会い、旅、そして愛の物語。

中国アニメーションは初めてだと思いますが予想以上に3DCGが綺麗かつ迫力があって驚きました！
宣のポジティブで心の広いキャラクターと佐久間くんの声や人柄があっていて良かったですね！

ラストの雰囲気は余韻に浸れてとても良かった！
Snowmanが歌ってる「縁-YUÁN-」もとても映画とマッチしているのでそちらも是非！

「千年を超える恋」

唐の時代の中国。
人間の少女の姿をしている白蛇の妖怪・白は、人々に蛇を大量に捕獲させている国師に怒りを覚えて命を奪おうとするが失敗に終わり、逃亡を余儀なくされた上に記憶を失くしてしまう。
捕蛇村に暮らす少年・宣に助けられた白は、彼と記憶を取り戻す旅に出る。
旅の道中で惹かれ合う二人だったが、白蛇の妖怪であることが宣にわかってしまう。
一方、国師と蛇族の戦いの火ぶたが切って落とされようとしていた。

とにかく映像が綺麗！
アンドロメディアの島袋寛子ちゃんの初期段階っぽい。って誰がわかる、笑
佐久間くんが声優してなかったら観てなかっただろうなぁ
ところで「せん」と「はく」ってことは、ジブリリスペクトなのかな？
そう思ってみたら千と千尋の神隠しっぽさもあり、もののけ姫っぽさもあった。
映画の後に聞く「縁 -YUÁN-」は格別です。