タスマニア

タイトル、拒絶のタスマニアのレビュー・感想・評価

タイトル、拒絶(2019年製作の映画)
3.0
2021年65本目。

冒頭の独白に絵力あるなぁ。
伊藤沙莉は体当たりで攻めた演技やることもあって、影の役も多いのに、
一方で陽で人を元気付けるイメージもあるからすごい。共存。
まぁ、それだけたくさんの作品に出て色々な顔を見せてるってことなのかな。
「伊藤沙莉が出ていた映画」をリストアップするとすごい数になるんじゃないかってぐらいに色々出てるもんね。

自分とは少し遠い世界の出来事を描いた映画って「はえ〜いろいろあるんやなぁ」という感想にしかならないことが多くて、今回もそんな感じ。
それぞれのキャラクターの背景がそんなに深掘りされていないのもあるし、あまり感情移入できなかったからかもしれない。
でも、一方で役者の力もあるのかそれぞれのキャラクター自体は結構印象的だったかも。

まず、般若出てきたときは笑った。
なんとなくだけど、風俗店の店長めっちゃ似合う笑
イメージにすごくあってるわ。あの、クズ発言をあたかも正論のようにゆっくり大袈裟に話す感じとか。
たた、女の子殴るのは最悪ですね。
悲しいかな、伊藤沙莉もモトーラも眼帯姿がすごく似合うんだけどさ。

恒松祐里すごく良い。
頭空っぽのようで女の子に嫌われそうな女の子だけど、なんか気になっちゃう感じ。
やよいちゃんみたいに最後までパッパラパーでいてくれたらこちらも楽なんだけどね。

森田想とモトーラが出てると「少女邂逅」や「放課後ソーダ日和」を思い出して、少女たちが光を進めなかった世界線か・・・なんて思ったりしていた笑

でんでんとモトーラがピンポイントで仕事してインパクト残し過ぎだし
今思えば片岡礼子も役柄に愛されすぎて、こんな役ばっかりのイメージだし。
総合的に言えば一番気になったキャラクターは行平あい佳が演じていたチカだった。
そんなこんなで演技合戦だった気がする。
もともとが舞台作品みたいだから、みんなが集まっている場面で誰かが「わーー」って叫んだりする既視感あるシーケンスも致し方ないのか。

んで、自分は何を感じたのか?と言われるとあんまり何も感じていないのかも。
最後の「お腹空いたなぁ」っていうのいいな。
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