てつこてつ

返校 言葉が消えた日のてつこてつのレビュー・感想・評価

返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)
3.3
ゲームが元ネタの作品だとか・・

なるほど、廃墟と化した校舎の雰囲気や憲兵の姿を借りたクリーチャーとか、「サイレントヒル」の世界観に近い。

ただ、この作品は1960年代の軍事政権下の台湾を舞台としており、挟まれるエピソードも良い意味でアジアっぽい情緒が込められている。高校教師と女生徒の禁断の恋、そして三角関係・・。

ノスタルジックな当時の女子高生や女性教師の髪形やファッション、また全体的に黄色っぽいフィルターを掛けたような映像表現も好き。

ただ、話が現在過去と入り乱れ、やや人間関係が複雑過ぎかも。でも、全体のトーンとしては自分好み。役者さんも全員雰囲気に合っているね。
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