mingo

★のmingoのレビュー・感想・評価

(2017年製作の映画)
3.9
映画における星空のアーカイブという役割を果たすとともに史上最高のプラネタリウム。映画聡明期から現在まで至る550カットに及ぶ星空を眺めてると色々なことを想像してしまう、映画史の初期から星が右上から左下に落ちてきて、昔の人も動いてる星を観たいて思ってたのが何よりロマンチックでエモい。それと意外にも日本の特撮映画が多くて日本愛感じた。今年のイメフォフェスはバラエティに富んでてすんごい良かった、、


ティーチインメモ
★。学生の頃映画を勉強していた。ロッセリーニのストロンボリが印象的だった。本物ではなく偽物だなと気になった。星の見え方は北と南見え方が違うけど、古代から星空は変わらない。同じような画面が続くかなと思ったけど、すべて違う。これを繋げていくと物語ができるのではないかと思った。物語をみせるのは年代順とオリジナルの音声で作っている。アスペクト画角もそのまま。使われていた言語もどう変わっていくのをみてみたかった。100.120年の歴史を圧縮してみせてみたかった。作品を選ぶことはしたくなかったが、この長さをどうするかがいちばんの問題だった。尺が30分になった時友人に見てもらったら反応がいまいちだった。そこで90分あればお披露目できるかなと。コンセプトはすべての映画。どんどん長くなっていく最新の星空をみせるのがコンセプト。これが抜けてるのではないかていうのがあれば教えてください。クレジットも長くなってしまう。これは上映するまで気づかなかった。ある種リサーチプロジェクトで気づいたことはあったか?星が右上から左に落ちていく法則が面白い。多重露光とかで実際の星空を反映していないのが多い。スプートニクが空に上がった時その流行りが映画の中にも出てくる。各国のフィルムアーカイブに最高画質で引用できるように問い合わせた。版権は基本的に生きている監督は大丈夫だった。カット引いてくものが少なかったけどなぜ少ないか。面白い質問だね。トラベリングショット。リンチのストレイトストーリーは空を見上げてそれに合わせてカメラもあがる、星が近づいていくとかあるけど、星空の中に観客を連れていく没入感を与えるためかなと思う。トリアーのメランコリアもそうだと思うけど、宇宙のクローズアップも使われてて非常に人工的。映画の中の表現としてこのようなものを使っている。最初はアニメーションを使わないように思ったんだけど、リアリティがないなんて思ってた、音声が被さって作り物っぽい。でも逆に実写の方が作り物っぽくアニメと逆転が起きててそれも面白い。





「カヴァルケード」2019年

CGではなく車輪を作った。映画は止まらないと撮れないがストロボを使って、ベンハーの車輪の仕組みで、機構を撮りたかった。原理があって2つのパターンがぶつかると3つ目のパターンが生まれる。光学的メカニズムに興味があったがまだ混乱しているというのが現状。1m50cmの風車を川に置き、模様がトリックになっている。人工的に見えてしまうので水の中に置いてみよう、1.5秒あたり一回回る。その周りにパターンがあり現象が起きる。
mingo

mingo