東京国際映画祭学生応援団

バグノルド家の夏休みの東京国際映画祭学生応援団のレビュー・感想・評価

バグノルド家の夏休み(2019年製作の映画)
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🎬ユース🎬
🇬🇧『バグノルド家の夏休み』
〈何気ない日常も人生は一度きり〉

(あらすじ)
ロンドン郊外に住むヘビメタ好きなダニエルは、母と離婚した父が住むフロリダで夏休みを過ごすことを楽しみにしていた。しかし直前で中止になってしまい、母と2人で一夏を過ごすこととなる。無口で素っ気ない少年・ダニエルとちょっとお節介な母・スーの愛おしい親子の物語。

(感想)
何気ない日常の言動がおかしく、クスッと笑ってしまうシーンがいくつかありました。どんな些細なことでも、人生は一度きり。思いっきり挑戦することで見えてくる新しい景色になんだか心があったまります。生きていればいろんなことがあるけれど、人生単位で見ると一つ一つの悩みは小さく見える。何事も前向きに、前進すれば変化も起きる。ユース部門の作品は、高校生を対象に選ばれているけれど、思春期の作品だからこそ大人が観ることで、もう一度かつての若かりし頃を思い出し、大人である今やるべきことが見えてくるんじゃないかな、と思いました。

鑑賞者:かき