むぎちゃ

ジェントルメンのむぎちゃのレビュー・感想・評価

ジェントルメン(2019年製作の映画)
4.0
・黒人ギャグ、いつまで出来るんだろうな…
・獣姦の際は抗生物質を
・U.N.C.L.E.への熱い追悼


マシュー・マコノヒーの据わった目は本当に悪人向きだなぁとしみじみ思いながら観てた。

しかしそれを差し置いてもコリン・ファレルのキャラがとても最高に仕上がってて最高に良かったね。
なーにが「俺はギャングじゃないからこういう事は…」だっつーの。一番ぶっ飛んでるわ。

この手のギャング映画は裏切り裏切られの連鎖がお決まりだけど、本作はあまりそういう複雑な絡み合いは無くシンプルな対立関係で続いていく。
これはストリー構成と相まってかなり観やすい作りになっている。

というのもこの映画の構成は、1人のライターの語り(というか大演説というか即興コントというか…)による回想がほとんど。リアルタイム進行は全体の3分の1程度かな?
この演出が良い意味で軽く、全体を暗い雰囲気にしなかったので、複雑な人間関係とかも敢えて排除しての狙いなんだろうなと。
この辺を素直に笑えるか臭えと思うかが評価の分かれ目?

個人的にはかなりライトでギャグ要素も多々、手に汗握ると言うよりは、最後までコーラを美味しく飲み続けられる楽しい映画でした。
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