ましゅー

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のましゅーのレビュー・感想・評価

4.2
という事で、テレビアニメ版をコンプリートした私は、その状態のまま、皆さんの投稿を見るくらいで特に追加情報は入れずに、公開から三週間以上経った先週11/8(日)ついに劇場版を鑑賞したのであります。
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(以下 公式サイトより抜粋)
果てなく続く
無限の夢の中へ ―

蝶屋敷での修業を終えた炭治郎たちは、次なる任務の地《無限列車》に到着する。そこでは、短期間のうちに四十人以上もの人が行方不明になっているという。禰豆子を連れた炭治郎と善逸、伊之助の一行は、鬼殺隊最強の剣士である《柱》のひとり、炎柱(えんばしら)の #煉獄杏寿郎 (れんごく きょうじゅろう)と合流し、闇を往く《無限列車》の中で、鬼と立ち向かうのだった。
(以上 引用終わり)
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テレビ版の終盤間近に登場した、鬼狩りの政府非公認組織『鬼殺隊(きさつたい)』の幹部、9人の『柱(はしら)』の一人 炎の呼吸の使い手 煉獄さんと一緒に炭治郎たちは任務に当たります。
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この煉獄さん、当初 鬼である禰豆子と行動を共にしていた炭治郎を、隊律違反として妹共々『斬首❗』とあっけらかんと言ってはいたものの、流血する人間を襲わなかった場面を目の当たりにして、ちゃんと二人ともを鬼殺隊の隊員としてしかと認める、明るくあっさりとした性分である事が冒頭で伺い知れます。

(あとちょっと天然も入ってますね🤣『うまい❗うまい❗うまい❗』)
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そして彼らと対峙するのは、これまたテレビ版での炭治郎最後の戦いの相手として終盤近く、手酷い重傷を負いながら全身全霊、死力を尽くしても斃す事が叶わなかった、数多いる鬼達 首領クラスの『十二鬼月(じゅうにきづき)』。
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しかも当時の炭治郎が敵わなかった十二鬼月の中でも下位の『下弦』の鬼だけでなく、『上弦』の鬼まで出てくるとあっては、鬼共の計り知れない力とは…?果たして炭治郎たちの運命は…?
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結論から言いましょう。

炭治郎はなんて真っ直ぐなんだ❗優しいんだ❗彼は精神的には誰にも負けてない❗
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そして、その上を行くのが煉獄さん❗

絶望的な強さで襲い来る上弦の参『猗窩座(あかざ)』との、人知を越えた激しい攻防で見せる『炎の呼吸』の技の連打❗

このお話は炭治郎たちの成長譚でもありながら、本作の主役はもう一人、紛れもなく煉獄さんその人でありました。
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テレビ版でも柱の一人 蟲柱(むしばしら)の『胡蝶しのぶ(こちょう しのぶ)』の過去が少々垣間見えましたが、本作で描かれた煉獄さんの過去と来たら…悲しい…虚しい…。その過去を背負ってなお明るく潔く振る舞い、そして明らかに限界すら超えて戦う煉獄さんの生命の輝きに、誰が涙を流さずにいられるでしょうか😢?
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テレビ版の、ちょっぴりの不安と大いなる希望 そして固い決意に満ちた #LiSA の歌う主題歌『紅蓮華 (ぐれんげ)』も大ヒットもむべなるかなの名曲ですが、本映画版の #炎 も、これ以上ないエンディングに相応しいこれまた情感豊かな旋律で締めてくれましたね…😭
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うん。これはテレビ版を観てない方でも本劇場版、胸が熱くなりますよ。日本人ならなおさらですよ。浪花節ですよ❗人生は❗
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ただ前postの繰り返しになりますが、やはり100%のパフォーマンスを発揮する条件は、テレビ版を全て見ている事でしょう。

彼ら彼女ら、登場人物のバックグラウンドや行動原理、そして頻出する特殊用語とその用法が入っているといないとでは、恐らく雲泥の差があります。
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そんなテレビ版を見た私にとっては、もう少し落ち着いたら2回めを観ることもやぶさかではないくらいの衝撃作であった事を最後に書き添えて本レビューを締めたいと思います😔…
ましゅー

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