しおえもんGoGo

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のしおえもんGoGoのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

原作知らずアニメだけ見てる組。
テレビ放映直前に総集編も結局もう一回見てしまったので、私の中ではアニメのスペシャル版という感じだった。

面白かったし、煉獄さんは魅力的だし、その死には思わず涙。
でもこれが千と千尋の神隠しを抜いたと言われると、そうなのか?と思ってしまう。
でもそれほどのブームを巻き起こすほどのパワーを持っているということだろう。

炭治郎達の夢はそれぞれ個性が出てて面白いし、アニメで散々見てきて炭治郎がどれほどあの夢の世界を乞うているのか分かるだけに、みんなを振り切って現実に戻るシーンは切ない。六太君が幼くてかわいいから余計に。
アニメ版ではそこまで見せ場が無く、むしろウザの方が勝っていた伊之助の見せ場もあって、炭治郎チームそれぞれが頼りになるメンバーになってきている。

そして煉獄さん、アニメでほとんど出番が無かったし、前半はほぼ出てないに等しいというのに、終わるころには彼を惜しんで泣いてしまう程魅力的。最後の笑顔が幼く見えて悲しい。
その分まさか猗窩座を仕留め切らないとは思わなかった。炭治郎達が追った時に、これはきっと炭治郎と伊之助の斬撃が後ろからバンバン飛んでくるけど猗窩座が「お前たちのような弱者が何をしても無駄だ」とかせせら笑ってたら、実は二人で木を切り倒してて、森の奥まで朝日を入れるパターンだ!「な・・何?」って猗窩座が言いながら朽ちていくシーンまで頭に浮かんでたのに、普通に逃げて行ってびっくり。

原作はもう完結してるけど、多分もう中盤ぐらいまで来てるのかな?
ここから炭治郎達は急激に成長し、最終的に猗窩座を倒すのだろうか。味方側で最強クラスの煉獄さんが仕留め切れなかった相手が、しかもまだあと最低3人は上位の人がいるはずなのに。テンポ早すぎない?

色々突っ込んだけど、面白かったし、映画を見る前に何度も聞いたエンディングテーマの炎が、話を見た後ではとても染み入る。
もうすぐ始まるテレビシリーズも楽しみ。
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