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プリンス・オブ・エジプトのkoyaのレビュー・感想・評価

プリンス・オブ・エジプト(1998年製作の映画)
4.0
これもドリームワークスのアニメです。
私、このアニメ・・・・アラビアン・ナイトの話だと勝手に思ってました。
ちがーう。
旧約聖書のモーセの出エジプト記の物語。
このアニメを作るにあたって600人の宗教関係者から話を聞いたそうです。
なんせ、下手に作るとねぇ・・・宗教、聖書の話だから・・・うるさい人はうるさいでしょう。

信仰と人種と政治という、今でも世界で色々と問題ある事を扱っているので、ミュージカルにはしてあるのですが、ちょっと気持複雑。
よく出来たアニメで興業的には『スピリット』より成績は良かったのですが、私は『スピリット』の方が自由でよかったなぁ。

モーセの声はヴァル・キルマー。途中で神に出会う所で、神の声もやっています。他にも兄弟として育ったラムセス王がレイフ・ファインズ・・・ミシェル・ファイファー、サンドラ・ブロック、ヘレン・ミレン、ジェフ・ゴールドブラム・・・音楽は『スピリット』も同じだったハンス・ジマーという豪華さ。

エジプト人の奴隷として酷使されていたヘブライ人。
ヘブライ人の赤ん坊は殺せ、という命令から逃れる為に川に流されたモーセ。
モーセは女王に拾われて、次期ファラオのラムセスの弟として宮殿で育つ。
しかし、自分はヘブライ人だと知り、神の啓示を受けて使徒となり、エジプトからヘブライ人を解放し、有名な紅海に道を作ってエジプトを脱出する、と。

まぁねぇ。今まで漠然としていたモーセを丁寧に描いていてなんか勉強になりましたなぁ。
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