えいがうるふ

プラットフォームのえいがうるふのレビュー・感想・評価

プラットフォーム(2019年製作の映画)
4.2
世の中の色んな構造を暗喩しているような独特な設定。ワンシチュエーションながら絵的には細部まで拘りを感じさせる作り、それでいて謎が多く説明過多でないところが非常に好みだった。
ある意味、先日酷評してしまったCUBE(日本版)とも似ているのだが、こちらの方が断然センスが良く、哲学的で非常に考えさせられた。

スペイン映画らしい赤裸々な描写もあり、グロい描写はしっかりグロいので万人にお勧めはできない。

それでも、最後まで観た者同士であれこれ語りあううちに映画と関係ない相手の人生観がなんだか見えてくるような、いわゆるアフタートークで一粒で二度美味しい系の佳作と思った。