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カモン カモンのデイのレビュー・感想・評価

カモン カモン(2021年製作の映画)
5.0
観終わってから気付いたのですが、マイクミルズ脚本・監督でしたかー!!
私にとってハズレ無しな監督です。

もう、余韻ヒタヒタ。

レビューは一晩寝かせてから書け!!が私の中でのルールなのですが…。
もう、すぐに書きたい!!と。

穏やかなホアキンフェニックス。
"JOKER"以来のホアキンです。

私の中でまた"大切な一作"に出会えたと思いました!!!

ホアキン演じるジョニーと妹のヴィヴは決して上手く行っている兄妹では無かったけれど、
ヴィヴの子供であるジェシーくん(9歳)を預かる事になったジョニー。

アンクル(伯父)ジョニーと一筋縄ではいかない9歳のジェシーくんの物語。


子供って、家庭環境がどうこう…育てかたがどうこう…では無く、生まれ持った人格とかあると思うの。

ジョニーは子供達にインタビューする仕事だけれど、この子供達の話している事が台本では無く、本当の事というのが、また凄い!!

パパが刑務所に入ってる少年が「自分は妹を守りたいし、家族の父親になっても良い」
と答えたり

「戦争なんて無くならない。それが積み重なって世の中は出来ている」
と答える子供もいたり

黒人の女の子はやはり人種差別の事だったり…。

インタビューの内容も素晴らしいのですが、子供達が考える未来や国🇺🇸の事や、"死とは"についての答え…やら。
(もう一度きちんと観てメモりたい)
大人の私が考えさせられる子供達の思う事の数々…。

ああ…この子達はたくさんの未来が待っていて、背負っていくものも大きいんだなー。と。

ジェシーは本当に一筋縄では行かない子供だけれど、ふぁ…って居なくなってしまった時こそ、ジョニーはジェシーに怒ったけれど、でも、ずっとずっと穏やかに接していて。

「相手の事を(全て)理解するなんて"不可能"」と言いながらも、
ジョニーとジェシーの心がだんだんと通っていくところが良かったな。

こんな子供、本当だったら、叱りつけているでしょう。
ジョニーの性格が穏やかなのか、子供達の声をたくさん聞いているからなのか…決して怒ったり感情的にならないで接してあげるのも凄い!!

ジョニーはジェシーの"心の傷"に気付いていたんだ…。

雑木林(?)で、思っている事を大声で叫んで良いんだよ。
とジョニーはジェシーに言い、最初は本音を言わないジェシーだけれど
「大丈夫じゃなんか無い!!」
と叫んだり…

ジェシーなりの心の痛みがあったからこそ。

ママの元に戻れるのは嬉しい(けど不安や不満もある)
でもジョニー伯父さんと離れるのも悲しい。

"C'MON C'MON"は「先へ先へ」の意味なんですね。
拒否していた自分の言葉をやっとジェシーが録音してくれた…涙!!

そして、ドビュッシーの「月光(月の光)」が流れて来るなんてたまらない!!

光差すLAから、雨が降る寒そうなNY…デトロイト、そしてニューオリンズ

白黒のトーンがそれぞれ変えてありますよね??

改めてホアキンフェニックスの役者っぷりの凄さと
そしてジェシー役のウッディノーマンくんの自然な演技に脱帽したのでした。

私は9歳の子供の頃と亡き両親を思い出し涙が出ました。

もう一回きちんと観たいです。

全くまとまってませんね💦🙏
書き殴ったまま、アップします。
(後で加筆(まだあるのか!!😅)文章整理するかも)
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