日本の２０２０年の映画賞をたくさん取ったので劇場公開されたので観に行きました。
一言でいうと重い映画。
いい映画なのですが、主演の草彅剛演じる渚は滅多に笑わない。
もう４０歳を過ぎて、これから先の不安をいつも背中に抱えていてなんとか生きている。
そこへ親戚にあたる中学生の女の子を引き取ることになるのですが、その子はバレエの才能があって......という話。
トランスジェンダー指導したのは西原さつきさんで、ドラマ『女子的生活』でもトランスジェンダー監修をしていました。
歩き方、声の出し方、手のしぐさ、本当に細かいところまで心配りをしていて、でも世間の目は厳しくてという苦しみを熱演していました。
『女子的生活』はまだ若いからか、敵も多いし、偏見の目もあるけど女子を楽しまなくっちゃ！と気丈に前向きなのですが、年齢的な事もあってトランスジェンダーでなくても身につまされる所がたくさんありました。
渚の無表情を装っていてもにじみ出る苦悩の映画。
