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ミッドナイトスワンのkazu1961のレビュー・感想・評価

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)
4.3
▪️JP Title :「ミッドナイトスワン」
Original :※※※
▪️First Release Year : 2020
▪️JP Release Date : 2020/09/25
▪️Production Country : 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-628
🕰Running Time : 124分
▪️Director : 内田英治
▪️Writer : 内田英治
▪️MusicD : 渋谷慶一郎
▪️Cast : 草彅剛、服部樹咲、水川あさみ、真飛聖、田口トモロヲ
▪️My Review
いやぁ、なんかすんごいもん観たって感じです。草彅剛、いや凪沙がとても美しく感じ、一果の無表情と見事なバレエを観ていたら、とんでもない展開になっていきました。。。美しさは儚いのですね。。。
とにかく草彅剛が凄いです。凄すぎます。物語が進むにつれ、彼がほんとに凪沙自身に見えてきます。彼が演じる悲しくも優しき一人の人間が、美しさ、気高さを獲得していく様に感動します。
本作は、トランスジェンダーの凪沙と、親から愛を注がれることなく生きてきた少女一果の姿を通して"切なくも美しい現代の愛の形"を描くヒューマンストーリーです。
本作の根底を流れるのは、「思うように生きられない」という痛みでそれがベースのテーマになっています。凪沙も一果も、心に深い傷を抱えています。だからこそ、互いが互いにとってのかけがえのない存在に寄り添ってなっていくんですね。
そして、観終えた後しばらくは放心状態でした。胸に迫って来るものが大きすぎますね。

物語は。。。
新宿のニューハーフショークラブのステージに立っては金を稼ぐトランスジェンダーの凪沙は、養育費を当て込んで育児放棄された少女・一果を預かります。セクシャルマイノリティーとして生きてきた凪沙は、社会の片隅に追いやられる毎日を送ってきた一果と接するうちに、今まで抱いたことのない感情が生まれていることに気付きます。。。

草薙剛演じる凪沙、ある時は美しく、ある時は疲れ切り、そして男の素顔や中年の老いを、その変化と共に見事に演じきっています。
そして、オープニングのショーパブのショーのためにミラーの前で化粧しながら会話する凪沙と、エンディングのNYのバレエコンクールの待合室のミラーの前でメイクしながら会話する一果、このオーバーラップに驚嘆しました。
一果が凪沙ほトレンチコートと赤いシューズを履いてる後ろ姿も感動です!!

それにしてもレビューの評価は凄く高いですね!!

▪️Overview
草なぎ剛演じるトランスジェンダーの主人公と親の愛情を知らない少女の擬似親子的な愛の姿を描いた、「下衆の愛」の内田英治監督オリジナル脚本によるドラマ。故郷を離れ、新宿のニューハーフショークラブのステージに立つ、トランスジェンダーの凪沙。ある日、凪沙は養育費目当てで、少女・一果を預かることになる。常に社会の片隅に追いやられてきた凪沙、実の親の育児放棄によって孤独の中で生きてきた一果。そんな2人にかつてなかった感情が芽生え始める。草なぎが主人公・凪沙役を、オーディションで抜擢された新人の服部樹咲が一果役を演じるほか、水川あさみ、真飛聖、田口トモロヲらが脇を固める。(引用:映画. com)
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