【まとめシネマ】#351
【まとめ】
* 最高のキャラクター、ローラ！
* 分かりやすいテーマがGOOD
* ミュージカル苦手でも大満足！
本作は実話を元にしたイギリスの同名映画を #ハーベイファイアスタイン 脚本 #シンディローパー 作詞・作曲で舞台化されたミュージカルのオリジナル版の模様を映像化した作品。
本作の主演であるマットヘンリー演じるドラッグクイーン、ローラはやっぱりスゴイ！
ローラの初登場のシーンで、圧巻のパフォーマンスと歌声がシンディ・ローパーのサウンドに乗せて空気をガラッと変えてしまうようなキャラクター！ドラッグクイーンとしての姿も、キリアンドネリー演じる主人公の靴メーカーで働く姿も、その歌声も、素晴らしい。
それを踏まえて日本版の三浦春馬が演じたローラを見るとまた別の魅力を感じる。両方見るとローラというキャラクターを演じるのではなく「憑依」していることを実感するので、ぜひ公式YouTubeで公開されている特別動画を見るべし！
本作のテーマは「LGBT」と「黒人差別」というローラのキャラクターから伝わるような分かりやすいテーマ。しかし、物語の方向性がバッチリそのテーマに進んでいるので、無理にテーマを意識することなくスッと伝わるし、何より音楽の力でそのメッセージ性が何倍もパワーアップするインパクト！時に応援歌、時に労働歌として高々と歌い上げる姿は最高！
本作を見る前は少し不安だった。個人的にいわゆるミュージカル強めな作品が苦手で作品を楽しめるか分からなかったが、観終わった後は心から「ヤバっ！」と思ってしまう衝撃が走った！
傑作です。
