初日だからなのか、三浦春馬の最後の映画だからなのか、お客さんは割と多いかったですね。真剣佑も出てるっていうのもあるのかな。
三浦春馬はカッコいいです。出てきた瞬間に画面が締まります。甲冑姿は様になりますし、馬に乗ってる姿も素敵でした。
未来を見ている松平元康っていう人物がハマっています。仲間のために命をかけることを大事にする人物でしたね。
この先、ネタバレも含みます。
タイムスリップ系の映画だと、軽い気持ちで観たんです。
でも、軽い気持ちで見る映画ではありませんでした。
ファンタジーではあるけれど、冒頭のシーンから結構。。
あれ？こんな映画なんだっけ？ってちょっとパニック。原作未読だったから余計でしょうか。
結構グロいです。初めから、バタバタと斃れるし。簡単に人が死にすぎて、ちょっと感覚が麻痺します。もう、バトロワとか悪の教典みたい。
いくら戦国時代だからって。。
あれ？これ夢の話なのかな？って何度か思いましたから。
だから、夢オチとはまではいかないまでも、現代に戻ったら、元通りにならないかな、なんて。
そう上手いこといくわけではないようですが。。
大事な人のために命を賭けるっていうのは、素晴らしいことだと思います。みんながそれをできるわけではないです。でもそれでも大切な人を守りたいっていう強い思いを感じます。
仲間のために。大事な人のために。
そのあたりに関しては、いいですね。
アメフト部の彼とか、空手と前髪のやり取りとか。
コウタもカッコよかったです。
でも、いくらトップアスリート集団だからって、人の生き死にを相手にしてる人達相手に勝つっていうのはやっぱり無謀なんだろうなと感じました。
相手は、人を殺めることを躊躇しない人たちですから。
剣道やフェンシングは元々そういうものから生まれてはいるけど、競技としての一流と、人を殺めることを目的としている剣では全く別物なんだろうなと感じます。
アメフトとか、野球とか戦国時代にないとはいっても、団体力が発揮できるのは初めだけでしたしね。
そして、普通の高校生が、人を殺めることに躊躇がなくなっていくのが怖いようにも感じました。仲間を守るためとはいえ、相手を"倒す"が、"殺める"になってしまう現実に耐えられるのだろうか、と。
現代に戻った人たちは普通に生活できるんですかね？何事もなかったかのように。。
