ベビーパウダー山崎

セイント・モード/狂信のベビーパウダー山崎のネタバレレビュー・内容・結末

セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

死の理不尽さを受け入れられずに神を創り出し、精神の逃避として神に取り憑かれ、その純粋無垢の単なる「キチガイ」が挙句の果てに焼身自殺するまでの鬱々とした「厭な映画」。
バイセクシャルなキャラクター、マゾヒスト的に虐げられる肉体。自らが神化した幻想で終わらせておけばよいのに、あえて現実の地獄の苦しみで映画をぶった切るわけでさあ、『Love Lies Bleeding』もそうだけど、作家として相当屈折しているよ。