【みかんの皮】

「でも死んでる。捨てなきゃ。」

突然亀甲縛りで出てくるから笑ってしまったw
小野峻志監督。「やわらかい季節」の方がまだおもしろかったけど、こっちはコメディ寄り。

2020年オリンピックのボランティア啓蒙運動かと思った←

病的なまでにゴミ拾いが趣味のひろこがオリンピックを目前に控えた公園のゴミ掃除をするボランティア団体tokyo soylent greenに参加し自分の居場所を見つけていく物語。

しかし本作はゴミ拾いが主ではあるが公園を荒らす不良グループが出現し、激しい戦闘が繰り広げられることになる。

でも考えてみればゴミを拾う派と捨てる派でこんなにも話を広げる？って話。
団体が武器を持ち出してからが本番。

リーダーの活かし方が雑。

※曲がマカロニウエスタン風なのと、妙に特撮感あるんだけどこの監督絶対そっち方向好きでしょ。

2020.4.12

• #kiritoの2020年公開映画

つまんない。面白くなるはずが、ずっと全然つまんない。ゴミ拾いOL役の主演者は、せっかくスタイルがいいのに終始ただのどんよりなぽっちゃりさんに見えた。ゴミ拾い団リーダー役は、一番の麗人であるせいか、いろいろさせられすぎて主役みたいになり、映える目尻をもつ笑顔係という抜群なワントーン的役割を失っちゃったのが逆にもったいなかった。ほかに綺麗な女優が三人もいたのに、最後まで男優たちふくめて誰も作品を救わず、脚本のくだらなさと演出の拙さが仲よく二人三脚したままだった。。

• #マリが粛清

監督の無料配信にて鑑賞。

ごみ拾い活動をする謎の事前団体･TOKYO SOYLENT GREEN。
彼らに｢ゴミ拾いのために生まれてきた｣とまで言わしめた女性･ひろ子は、そのカリスマとして、チームに加わるが、敵対組織が現れて...。

地味なタイトルと場面写真からは想像できない奇想天外さ。
日本映画を代表してほしいレベルで楽しくて、正直、笑いました。
こんなに天才的なノリと勢いで押し切った映画は観たことがない。笑

正義のゴミ拾い集団vsゴミ捨てヤンキーという対立構造を、昭和の特撮風映像×西部劇BGMで見せる、学生映画を極限にまで突き詰めたような馬鹿馬鹿しいプロット。
しかし、そこから、予想外な方向に展開していくのが良い。

スタンダードサイズやカンフー映画の修行オマージュ、校舎での1カットシーンに、アコギのチューニングを音楽として使用するセンスまで、一つ一つの手法がツボすぎて、観ている時の多幸感が半端ではなかった。

また、一見、ただのバカ映画に見えて、勧善懲悪を否定していたり、東京オリンピックによる再開発を批判する視点も垣間見えて、その絶妙なバランスが最高だった。
関西でも、監督の特集上映をしてほしいと純粋に思った。

• #拾って捨てろ！
• #シリーズ:短編(邦画)