西村大樹

選ばなかったみちの西村大樹のレビュー・感想・評価

選ばなかったみち(2020年製作の映画)
1.5
この企画はなぜ通ったのか?そこから疑問が生じてくる。
いや、企画自体はいい。しかし、その企画のプロット段階でダメ出しをプロデューサーはしなかったのか?脚本を読んで、面白いと本気で思ったのだろうか?
痴呆症の父と介護する娘関係性が、別に何の物語も生み出していない。回想で挟み込まれる過去の物語と今の物語もかみ合っていない。
痴呆症の父と娘が思い出の旅に出る……的な物語であるのならば広がっていったであろう。そうではなく、ただの痴呆老人の徘徊を観させられただけである。
「これでいい。これでおもしろい」と作り手側は、なにか大きな勘違いをしているのでは無かろうか。
最低限、プロットの修正からやり直させるべきである。
西村大樹

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