良かったとこ 描かれているテーマ
イスラム原理主義による女性差別の実態や、女性自らが差別に加担する構造とか、描いているテーマは重いしちゃんと語られるべき話。
臭化カリウム入りミルクのエピソードとかも衝撃的だった。
ダメだったとこ ストーリーテリングの下手さ
伝えるべき重いテーマがあるのに、映画の大半を占めるのは、何が起きたかではなくて、起きたことに対する感情表現ばかり。都合良くどこにでも登場するイスラム原理主義者集団はモンティ・パイソンのスペインの宗教裁判並みに唐突だし、出てくる男たちはキャラクターに一貫性がないし、主人公を苦しめるためにストーリーが書かれてるのは分かるけれど、手際が悪い。
テーマが良ければ良い映画になるというわけでもない好例。
