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パピチャ 未来へのランウェイのdecapのレビュー・感想・評価

3.8
女性だけの満ち足りた空間に土足で男が入り込むという反復が、個人の抑圧を強調するアルジェリア映画。
自由への渇望もありながら、一方でアラブ文化への愛を強く感じ、それらが信仰を利用した人に押し潰される様はいくらなんでも酷過ぎてショッキング。
服をデザインするというレジスタンスと身体の解放が映像美とシンクロしたシーンには否応なく感動してしまう。
「服装は関係ない、その偏見が女たちを殺す」の言葉と、どうしようも無い閉塞感から抜け出すラストの希望がストレートで素晴らしい
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