俺たちのクリスプラットがついに時をかける！
レゴザムービーでアニメーション監督を務めたクリスマッケイ監督によるSF大作。
話の出だしはまあありがちな「人類VS宇宙人」。
突然未来から軍人がタイムスリップしてきて「未来で人が足らんから戦って」という無茶ブリからの徴兵スタートなのだが、徴兵された人々はろくに訓練も受けず着の身着のままで未来の戦場に送られる。
スーツだったりコック姿だったり様々な人間がそのまんま未来に送られるのだが、このシーンがもはや最高。
民間人が戦場に送られる点や未来への転送シーン、敵との戦いの様子は「スターシップトゥルーパーズ」を彷彿とさせる。
そして、各所のギミックやSF要素の入れ込み方がいちいち気が利いていて、端っこまでちゃんと美味しい。
特に感心したのは、人選がタイムパラドックスを考慮して行われていること、未知の敵の正体に辿り着くまでのロジック。
ガシャドン系大作SFではおざなりにされがちな部分も、きちんと回収していくあたり映画としての完成度も申し分なし。
また、アニメーションスタジオ出身の監督だけあって、クリーチャーの造形、動きも素晴らしい。ここもちょっとスターシップトゥルーパーズぽいけど。
コングVSゴジラもいいが、こっちも全然負けてない。
明日じゃない、今日観るべき！
