Joey

パーム・スプリングスのJoeyのレビュー・感想・評価

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)
5.0
確かに、毎日毎日、同じ事を繰り返している。朝ごはんは殆ど同じだし、乗る電車も同じだし、会社に行ってもそんなに奇想天外な事は起こらない。特にコロナ禍の世界ではタイムループの如く、同じところをグルグル回っている。この映画と違うのは、いつの間に歳をとっていくところ。どうやったら、このタイムループから脱け出せるのか。思い切った行動にでるしかないかない。しかし、できる事が思い付かない。あ〜、また朝だ。

単なるおバカ映画かと思っていたら騙された。不覚にも感動してしまった。大きな嘘で話題を集め、どこにも小さな嘘が無い。映画の鉄則を守った優等生的な映画ではないか。アンディ・サムバーグはカッコよくはないし、クリスティン・ミリオティはそれほど美女ではない。でも、何だか、この二人に憧れる。これぞ、映画の醍醐味ではないか。めちゃくちゃ、よく出来た映画だ。さすが、ハリウッド。久しぶりのハリウッド感。

それにしてもカリフォルニアの南部には憧れる。アメリカのどこに住みたいって、カリフォルニアしかない。カリフォルニアの青いバカになりたい。どんなに落ち込んでもカリフォルニアの青い空が助けてくれる。
ところで、あのラストカット。えっ!何それ?どういうコト?あっ!そういうことか!なるほど、納得だぜ!でも、あの首の長いヤツって何?
Joey

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