Tom2022

キネマの神様のTom2022のレビュー・感想・評価

キネマの神様(2021年製作の映画)
3.0
松竹映画100周年記念作品だそうです。かなり力の入った作品になっているんだろうなと思います。さてどんな映画なのでしょうか。

競馬が好きで借金まみれのゴウ(沢田研二)は、娘の歩に愛想をつかれた父親でした。しかしながら、若き日のゴウ(菅田将暉)は、今とは全く異なり、助監督として撮影に明け暮れているようなまさに輝く人生を送っていました。そんな中、ゴウは初監督作品「キネマの神様」の撮影中に怪我をしてしまい、監督として活躍する夢を失ってしまいます。

自分が輝いていたころの輝きを、人生の終わりの時期に、どんな形にしろ、もう一度輝やかす事が出来たら素晴らしいですよね😄。「終わりよければすべてよし」かもしれませんが、この映画を見て、自分の人生が終わる時には、そんな終え方が出来たらなと思いました。

菅田将暉さんの演技っていいですね。目に力があると言うのか気持ちが伝わって来ます。最近のお気に入りの役者さんです。彼の他の作品も見たくなりますね😄。

ところどころコロナの話が出て来ますので、コロナ時代を撮影した映画として、記録に残る映画の一つになりそうですね。

さて、とてもいい話だと思いますし、面白かったのですが、個人的には、あまり感情移入出来ない感じがありました。

もしかして、ゴウに監督をしてもらって、作品をリメイクしたら、さらに良い映画になるかもしれないなあなんて思いました。
Tom2022

Tom2022