この高度に成長した人間社会が終焉を迎え、僅かに生き残った人達の手で再生を目指す時、その中の一人が自分だったとしたら何が出来るだろうか。自分のような、サラリーマンという何だか分からない職業では何も救えそうにない。やっぱり衣食住を支える人が生き残るべきなんだと思う。家庭菜園程度の経験しかないし、日曜大工なんて興味ゼロだったし、もちろん裁縫も出来ない。医療従事者でもないし、自衛官でもないからサバイバルは無理。ただただ、隕石が襲ってこないことを祈るのみ。
しかし、この隕石への恐怖って計り知れない。このネタで何本の映画があるのだろうか。確かに恐竜は滅んだけど、人類は生き残った訳だし、何とかなるんじゃないだろうか。運、不運はあるだろうけど、きっと人類は全滅しない。地球の寄生虫なのだから、しぶとく生き残るだろう。地球にしてみたら、ちょっとガッカリかもしれないけど。しかしまぁ、この映画に出てくる人の殆どは醜い。寄生虫は寄生虫らしく、堂々としていたいものだ。どんな、「らしく」かはよく分からないけど。
