Kamiyo

ライムライトのKamiyoのレビュー・感想・評価

ライムライト(1952年製作の映画)
4.5
カルヴェロ(チャ-ルズ.チャップリン)とテリ-(クレア.ブル-ム)との愛のスト-リ-
なんだろうか、このストレートな感動は…
ひねくれたところも、格好つけたところもなく、ただただ映画の感動をもたらしてくれる、そんな映画だったよ… 現代の多くの映画でどこか欠けている素直さが、ここには詰まってるような気がしました。

中年の喜劇芸人カルヴェロが酒酔いながら帰宅した所 同じアパ-トに住むバレリ-ナ テリ-の自殺を見つけ そして助ける
テリ-の人生を立ちなおさせる為の数々の名セリフは言葉の魔術師と言えるでしょう

その中で感動もの(若い時に40年程前観た時は感じなっかた)

”意味を求めたってはじまらないよ。人生は欲望だ、意味など、どうでもいい。すべての生き物の目的は欲望なのだ。”

”それぞれ欲望があるから、バラはバラらしく花を咲かせたがるし、岩はいつまでも岩らしくありたいと思ってがんばっているんだ”

(一番有名なセリフ)
”人生は恐れなければ、とても素晴らしいものなんだよ。
人生に必要なもの。それは勇気と想像力、そして少しのお金だ”

カルヴェロの年離れたテリ-を励ましながら愛を感じるヒロイズム
日本映画にも同じような作品があります ”男はつらいよ”の寅さんだ チャップリンから来ているのだ思いました
テリーがポスタントの前で初めて踊る時の証明の美しさったらないよ。テリーの成功の瞬間を見つめるチャップリンの表情の純粋さったらないよ。

スタートの”ノミとの会話コント"と 
ラストの”バスタ-.キートンとのコンビのコント”が素晴らしい
音楽の(”テリ-のテ-マ”エタナリ-)チャップリンの作曲 
(アカデミー賞作曲賞)

幸福と哀愁はいつもセット。生きるということの喜怒哀楽が素直に伝わってくる作品に感動できたことも嬉しい。
この素敵な出会いを契機に、又再度チャップリン作品も観てみたいと思いました。
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