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ザ・バンド かつて僕らは兄弟だったのQvQのレビュー・感想・評価

3.7
ミュージシャン系のドキュメンタリーもだいぶ色々観てきました。私は映画でミュージシャンやバンドやミュージックシーンの歴史を学ぶスタイル(^^;そもそも私は音楽を演者も曲名も知らずに聴いてて別に問題ないタイプの音楽好き。ミュージシャンの名前もあんまり覚えないから、音楽好きを標榜しているような人と話しても語れるようなことがあんまりない。

でもここんとこちょっと音楽関連のドキュメンタリーをコンスタントに観るようになって、だいぶいろいろな断片が結びついてきたような。今回はザ・バンドとボブ=ディラン、クラプトンの関係が頭の中でだいぶ整理されました。ラストワルツの意味もある程度深いとこはこれでようやく(^^;

ロビー=ロバートソン寄りだという指摘もまあそうかなとは思いますが、生きてる人は話せるし、自分の側からのことしか話さないし、それも仕方ないかなと。それを分かった上で見ればザ・バンドというバンドは終わるべくして終わってしまったような印象も持ちました。ドラッグとか催眠術士が登場したあたりでまあだいたい。

兄弟のように親しく、音作りに関しては類稀な集合体だった5人は、だからこそちょっとした亀裂や歪みに弱かったんでしょうね。まあ、この時代にある程度名声を得たりしてしまったらクスリやお酒や恋愛の問題は避けて通る方が難しかったかなとは思いますが、それでも曲聞いちゃうとア〜、もったいないな、とは思ってしまいますね。

映画を観てザ・バンドの凄さに気づいてしまったからにはちゃんと聴こう!と思いました。とりあえず聴いたことがあって、これってザ・バンドだったかな?と思ってる曲の確かめから入りたいと思います。そして「ラストワルツ」は観なきゃね(^^;この映画の中でも障りが観れるんだけど、まあ物凄いメンバーのすごいコンサートだったことはわかりました。図らずもこの映画を先に観れたのは良かったかもしれないです。
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