正義感の強い男子高校生が、女子生徒をいじめから救おうと奮闘する話。
試写会にて。
「横道世之介」チックな青春映画かと思いきや、韓国映画的なサイコスリラー的な展開に突入して、最後は「インターステラー」。
全体的にジャンルがとっ散らかっていた。
ヒロインがいじめを受けている理由もよく分からないし、あれだけ酷い有様なのに先生が見て見ぬふりなのも腑に落ちない。おはぎを粗末にするのも胸糞悪い。
総じて日常パートが冗長で退屈。丁度眠くなってきたところに堤真一が出てきて雰囲気を変えてくれたのが助かった。
あと無駄な登場人物が多すぎる。松井愛莉とか木野花とかわざわざ出す意味あったか。
堤真一が今までの作品にない感じで怖かった。でも矢田亜希子のプライベートにズケズケと押し入ってくる感じも嫌だ。田舎なら尚更。
一番ひっかかったのが何故わざわざキャリーバッグを見つけ出そうとしたのか。さっさと警察に通報すれば良かったのに。
キャラクターにリアリティがなくて、共感できずに乗りきれないまま、なんとなく良い雰囲気で終わってしまった感じ。
