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When I Saw You(英題)
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『When I Saw You(英題)』に投稿された感想・評価

shun
3.8
パレスチナの女性映画監督アンマリー・ジャシルの作品。「Salt of This Sea」に続いて彼女の監督作は2本目の観賞です。

ヨルダンの難民キャンプで暮らす11才の少年が父親を探してパレスチナへ行こうとする話。一緒に暮らす母親や道中で出会うアラブの武装グループとの生活が描かれる。子どもの目から見た戦争が辛い。

なぜか印象に残ったのはグループにいた女性兵。他の隊員が愛する家族からの手紙を受け取る中で「誰も私がここにいることを知らないの」と言う。この人の人生が気になる。

複雑な問題が淡々としながらも丁寧に描かれていた。そしてやはりこの監督は映像や音楽も美しい。
菩薩
3.5
父と生き別れになり難民キャンプでも居場所がなく息が詰まってばかりの少年が父を探す旅に出る過程で出会った武装組織の面々と仲良くなる。彼はその中に欠けてしまった父性を見出し、男たるやを学ぼうとするがいかんせんまだ11歳の少年、ただ世界にはこの歳の少年にも平気で銃を持たせる環境があるわけだからその点で言えば幸運だったと言えるのかもしれない。母も突然いなくなった息子を追いかけ武装組織の元に辿り着くが、難民キャンプはイスラエルの襲撃を受け帰る場所を失くす。組織のメンバーと懇ろになりそうな母親を見て、ここも自分の居場所では無いと改めて悟る少年は境界を踏み越えようとするが…と言うところで映画は終わる。ただ家に帰りたい、父に会いたいと言うだけの純粋な感情、戦争は子供を子供のままでいられなくさせると言う現実。
すえ
3.7
記録

11/2、パレスチナ映画祭にて。文化的抵抗。

前景化してこない戦場は純粋な子供にとって遊戯の延長線上でしかなく、規律訓練も彼にとっては同様の遊戯であった。戦時という状況は内面化され、キャンプ生活として固定化され展開されない。しかしキャンプという強制の先の集落は彼のアイデンティティを切り裂くもので、彼のこころは未だ(そしてこれからも、また死んでもなお)パレスチナという土地に固着している。それは父という人間とも結び付き、その父を他所に他の男性と接触する母親に彼が怒るのも当然の帰結である。

個人的なもので申し訳ないが、本作は三浦雅士の身体論と結びついた。キャンプでの自然発生的な音楽、踊り、歌唱は全身体的なものであるし、更にそれは宗教や思想、民族にも適用できるという可能性を見た。身体が思考を導く、身振りが先行することはありえなくないなぁと。

本作の道は、アメリカ映画的なものとも西欧的なものとも異なる様相をしていた(気候的にキアロスタミが近いかなと思ったけど微妙かも)。抑圧からの閉塞感か絶望か、画面では延々と続くように見える道はパレスチナに至るようには思えなかった。

イスラエルの残虐行為が常態化している今、再度改めて考えなければならないはずだ。はよパレスチナ国家承認してね日本。

2025,131本目(劇場71本目)11/2 パレスチナ映画祭@モモの家

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