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ノー・アザー・ランド 故郷は他にない

ノー・アザー・ランド 故郷は他にないの作品紹介

ノー・アザー・ランド 故郷は他にないのあらすじ

ヨルダン川⻄岸地区のマサーフェル・ヤッタで⽣まれ育ったパレスチナ⼈の⻘年バーセルは、イスラエル軍の占領が進み、村⼈たちの家々が壊されていく故郷の様⼦を幼い頃からカメラに記録し、世界に発信していた。そんな彼のもとにイスラエル⼈ジャーナリスト、ユヴァルが訪れる。⾮⼈道的で暴⼒的な⾃国政府の⾏いに⼼を痛めていた彼は、バーセルの活動に協⼒しようと、危険を冒してこの村にやってきたのだった。同じ想いで⾏動を共にし、少しずつ互いの境遇や気持ちを語り合ううちに、同じ年齢である 2 ⼈の間には思いがけず友情が芽⽣えていく。しかしその間にも、軍の破壊⾏為は過激さを増し、彼らがカメラに収める映像にも、徐々に痛ましい犠牲者の姿が増えていくのだった―。

原題
No Other Land
公式サイト
https://transformer.co.jp/m/nootherland
製作年
2024年
製作国
パレスチナノルウェー
上映時間
95分
ジャンル
ドキュメンタリー
配給会社
トランスフォーマー

『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』に投稿された感想・評価

OSHO
3.9
パレスチナ人の1000の家族がイスラエル軍に家を奪われ、住む所がなくなるというニュース

どこで聞いたかは忘れたけど、なんとなくは覚えている。
ただ、すごく多くの人が亡くなっている訳でもないし、遠い国の出来事だし…
とそのニュースを聞いたときもぼんやり思っていただけだった。

でも、実際、その光景をみると衝撃。
ある日突然、イスラエル軍がやってきて「家を出ろ!」と命令され、家を出るとショベルカーでその家を壊す。
イスラエルの軍事訓練場に選ばれたからということらしいけど、とにかく一方的に家を壊す。

家を奪われた人たちが洞穴に住むと、今度は、発電機を奪い、井戸を埋め、集会所になっている学校も壊す。
抵抗すれば、発砲するし、そこから壊される。

悲劇でしかない。

本作、リアルなドキュメンタリー映画だけど、会話のシーンも比較的多い。
その会話で、発している言葉が、この映画の製作者側に都合の良い発言が多い気がして、正直、ちょっとだけモヤッとしました。

その辺もあって、ウクライナの悲劇を描いたドキュメンタリー映画『マリウポリの20日間』ほどの衝撃はなかったです。

悲劇のリアルを映したドキュメンタリーを比較するものではありませんね。
失礼しました。
一八
-
出張先の群馬にあるシネマテークたかさきで鑑賞。

パレスチナとイスラエルの二人の活動家が、イスラエル軍によって故郷が破壊されていく様を赤裸々に撮ったドキュメンタリー映画。
とにかくショッキング。
人が至近距離から撃たれる映像が目に焼き付いてしまって脳裏から離れない。

本作がオスカーを獲得したことにより、パレスチナに少しでも多くの人が関心を寄せるようになったのが唯一の救い。
でも、アカデミー協会がドキュメンタリー賞与えたからといって、それで彼らの行いが正しくなるのかというと全然そう思えないけどね。
共同監督のハムダンバラル氏がイスラエル当局から拘束された事件で、協会が沈黙し続けていたのは未だに許せない。

https://www.bbc.com/japanese/articles/cdrx8313v0lo.amp

この映画が映し出すパレスチナの現状はかつて沖縄が体験し、今も尚続いている米軍基地問題と似たところがある。
1950年代の米軍占領下の沖縄で起きた土地の強制接収"銃剣とブルドーザー"
それと同じことが現代のパレスチナの地で繰り返し起きている事実を、我々日本人はもっと知る必要があるのではないだろうか。

https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/82557.html

パレスチナに自由を。
第74回(2024年)ベルリン国際映画祭パノラマ部門選出。最優秀ドキュメンタリー賞、観客賞の2冠獲得
第97回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞ノミネート

ヨルダン川西岸のパレスチナ人居住地区<マサーフェル・ヤッタ>で、今も進んでいるイスラエル軍による破壊・占領行為を、パレスチナ人とイスラエル人の監督が追いかけたドキュメンタリー。

今、観るべき作品。

パレスチナ人とイスラエル人、それぞれの立場がありながら、イスラエル軍の破壊行為と占領行為、罪のない人々の家々が徐々に壊されていく様子、それを行うイスラエル軍の軍人、銃を持って、民間人に発砲する入植者。それを批判の目で取材する監督もまた、イスラエル人。
ロシアとウクライナも、イスラエルとパレスチナも、迫害されるのは、私たちと同じ民間人であり、権力者や軍人や極右主義者が弑逆していくのは、変わらない。
この作品に映る事実を観て、誰かの意見に左右されるのではなく、自分の意見を持つことが大切だと感じている。

そして、アカデミー賞で、どのような評価をするのかも、注目している。

2025年2月23日@京都シネマ

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