彗星が地球に向かって落ちてきているのを発見したジェニファー・ローレンス演じる大学院生と、ディカプリオ演じる大学教授。
衝突までの残り時間は計算でわかっているのに、大統領もマスコミも、誰もちゃんと信じてくれない!っていうおはなし。
ものすごい豪華キャストで、そんなばかなーって思うような壮大な茶番を演じてるんだけど、じわじわと、いや、実際起きるかもねと思えてくるからすごい。
この豪華キャストがみんなハマり役。
若い頃のディカプリオも大好きだけど、歳をとったディカプリオもなんかいいなぁ。イケオジ科学者として持て囃されるという設定が妙にしっくり来る。
ディカプリオの息子たちが、大きい男たちな設定もなんか新鮮で笑えた。
もう1人の主人公を演じたジェニファー・ローレンスも最高だった。髪型といい、キャラクターといい、お芝居といい。
大統領のメリル・ストリープと、テレビ司会者のケイト・ブランシェットは言わずもがな。
脇を固める俳優さんたちも皆クセが強いのに、いそうな感じで、笑えるし腹立つし共感できちゃう。
そしてティモシー・シャラメ。今回も、ありがとうございます!な眼福。いいキャラしてたなぁ。
ディカプリオとシャラメの共演。どっちも好きです!ありがとうございます!
アリアナ・グランデの歌も良かった。
時々挟まれる、微生物とか自然の描写が妙に効いてて、なんて言うんだろう…地球感。あぁ私たちの生きている地球の営みが、破壊されようとしているんだっていう自覚が観ている方にはすりこまれる。
落ちてくる彗星は、観ている側の私たちがまさに直面している環境問題を置き換えたものだと知って、この作品が更に面白いと感じた。
そう考えると、色んなことに納得だし、ものすごい風刺。同じ結末は迎えたくない。